

ぼくは普段からYoutubeやsetlist.fmでかなりDTをリアルタイムで監視しています。
このレポートは海外のこれまでのツアーの概要(セトリや演出)をバリバリ知っている状態でライブに臨んでいます。
行ってきたDTですが、今回の日本を含むアジア周辺ツアーは
Parasomniaツアーではなく、40周年ツアーに名目が戻りました。
ジャパンツアー発表の時点で2/25武道館のあと2/26か2/27に追加公演くるなと容易に予測でき、
それが2/26だったので同都市連日公演の特殊セトリが発動することは自明。
マイキーが戻ってきてから同都市連日公演は何回か実施されており、
日替わりセトリの概念こそほぼ無いものの、その都市でまだやってないセトリが復活して演奏されていました。
とくれば、2日目の本公演はParasomniaツアーのセトリが来るということなので、
通常セトリでは聴けないACOSを聴くために既に確保していた豊橋公演に加えてチケットを確保しました。

いやービックリした。
こんなセトリはこれまで一度もなかったので第1部の間はこの後どうなるかが予測できなくてドキドキしました。
映画サイコのテーマのあとにMetropolis Pt.1が流れてきてえっ?と思ったら
Strange Deja-VuのあとThrough My WordsにつながらずPanic Attackが始まるから、通常セトリでもない。
Parasomniaツアーでは第1部で新譜全曲通しをやって
第2部に過去の曲が並ぶ構成だったのに、第1部と第2部が入れ替わってるし。
前述したように、ヨーロッパ/アメリカ/直近の韓国のどこでも
連日公演では固定セトリ(日替わりで1曲だけ替わるのだけはあった)のどれを使うかって感じで
こんな構成がガラッと変わることはなかったんです。
アジアはいつもヨーロッパやアメリカのようにツアー2周できないので、
今日の連日特殊セトリでは代わりに40周年ツアーとParasomniaツアーのいいとこどりをしてくれたのだと思います。
サンキューマイキー。
Parasomniaツアーの通常セトリはMetallica+Pink Floydの曲風がコンセプトになっており、
それはいいんだけどEnter Sandmanの構成をリスペクトした曲
(As I Am/Peruvian Skies/Night Terror/Midnight Messiah/Shadow Manのイントロ)が多すぎて
流石に曲の幅を狭め過ぎではと思っていたので、
このセトリはまさにぼくのためにつくられたかのような最高のものでした。

②40周年ツアー後半(ヨーロッパ後半、フェス用短縮セトリ除く)

③Parasomniaツアー(北米)
(A Rite Of PassageはPanic Attack/The Dark Eternal Nightと日替わり)

④アジア周辺40周年ツアー


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指定席の方が高いから今回のEX THEATERはアリーナスタイルじゃない座席パターンだと勘違いしてたので
上の階から見下ろしての観戦。折角なら前の方で一緒に盛り上がりたかったけど
4時間立ちっぱしないで済んだし結局ドラミングに合わせて好きに首振って叫んでた。 - 開幕でキーボードを反転させて原点位置の逆に立ってるルーデス天邪鬼すぎ。
- Panic Attackのあとの2回目のMCでラブリエが
ざっくり「聞け。スマホで録ってないで2Dより3Dの俺たちを見ろよ」みたいなことを言ってた。 - 音の鳴りとしてはラブリエのボーカルがハイカットしたみたいな不自然な音になってたのと
楽器隊の音が厚い時に(Dead Asleepとか特に)割れたような音がちでちょっと不満ありだった。
ベースの音は終始素晴らしかった。 - まず1曲目のMetroplis Pt.1で気づいたのは今日のマイキーは明らかにゆっくり叩きたがること。
終わってみれば、ちょっと尺に余裕があるから
セトリ考案者兼タイムキーパーのマイキーが調整してた説もあったのかなと思った。
Peruvian SkiesでWherever I May Roamの後の締めに即興でSmoke On The Waterまで弾いてたし。
Metropolis Pt.1エンディング前のラブリエの挨拶MCも今日はちょっと長かったし。 - 対してソロではペトは走りたがり、ルーデスは遅くなる(こっちは今日に限ったことではないけど)。
ルーデスはアジア周辺ツアーになったあたりから?A Broken ManとかShadow Manのリードパートで
妙に遅れがちに弾くようになったと思うんだけど、
手の調子が悪くて思い通りに弾けないとかじゃなければいいけどと懸念してしまう。 - ↑のテンポ感の違いによって所どころ一瞬だけアンサンブルのズレは起こっていたものの、
A Broken Manの歌入り前リフのところで明確に楽器ごとの拍ズレが発生。
そのまま崩れずに歌に入る瞬間にはカッチリ直ったけど、
その後もマイキーはこの曲のドラミングはややフワッとしてたし、
ラブリエが2番の入りを歌い損ねたり不安定そうだった。
この曲はThe Alienの変則リズムの難しさを引き継いだ曲なので、
たまにしか演奏しない状況だとさすがにキツいのでしょう。 - Quarantièmeセトリの頃はマイキーのコーラスが昔より上手くなったよなと思ってたのに
最近は雑ですね。なので歌を録音したことがあってコーラスパートを歌える曲はマイキーのパートを合唱してた。
(今日のACOSの”We can hope for the future but there may not be one”は良かったよ。) - 休憩後第2部に入る前に映画シャイニングのMain Titleが流れてそのままParasomniaが始まったけど、
setlist.fmに記載されていないだけでいつもあるんだろうか?それとも1部2部が入れ替わっているから今日だけ? - 舞台演出について。
ジェットスモークは邪魔なのでできれば持ってこないで欲しいと思ってたけど、生だと思ったより気にならないし今日は割とタイミング合ってた。
シャドウマンバルーンはあるけどParasomniaツアーじゃないので流石にアルバムジャケット再現のベッドは無かった。
あと今年からIn the Arms of Morpheusのイントロのバッキング映像が実写からアニメーションに差し替わったのは何故? - ACOS V)Another WorldでいつもはラブリエがAnd I don’t need your mercy fuckの歌詞で歌うのに今日はsympathyだった。
何でだろう。
Take The Timeのマイキーは相変わらずJust let James catch his breatheの歌詞で歌っていた。
“1994年12月、キューバでの休暇中、彼は重症の食中毒に苦しみ、嘔吐をするうちに声帯を痛めてしまった。“(wikiから引用)
この後長年歌唱について「自分の喉じゃないみたいだ」と言うくらい苦しむことになりました。
OctavariumツアーやADTOEツアーではI&Wツアーとは質は異なるものの素晴らしいハイトーンを取り戻すものの、
それ以外の時代はたいていラブリエの歌に対して昔に比べてどうのこうの否定的なコメントが付きまとっていました。
それがyoutubeのオーディエンス撮影を観ると、
40周年ツアーが進むにつれて明らかに日に日に歌声が素晴らしいものになっていくのです。
何があったのかと蓋を開けてみると、アーロン・ロウという言語聴覚士に出会ってから喉の調子が良くなったそうです。
(ソース:①The Prog Reportのインタビュー動画 ②ヤングギターのインタビュー記事)
youtube等でコメントをする世界中のファンたちも、あまさず皆がラブリエを絶賛するようになりました。
その状態でParasomniaツアーで歌われたA Change Of Seasonsは、ここにきて過去最高の歌唱力で歌いあげられていました。
冒頭で言った通り、本当にこの1曲への期待だけにでもチケット代を払えるほどの素晴らしさでした。
ラブリエは低調からのスタートとなりました。
ラブリエのコンディションを客観的に見ると以下の波があり、少しずつC→Bになっていっているものの、
直近の韓国でもまだ不安定さが残っていました。
A:すべての音程を余裕で歌い、更に表現力もバツグン。
B:音程は出せるが、やや余裕がなく、高めの音程で繊細な表現までできない。一晩で2、3回だけ掠れることがある。
また、高音を正確にヒットさせようとした結果遅延した歌い方になりがち。
C:全体的に音程が低くずれる。苦しそうな歌声。
いつも日本に来るときにはそのツアーの最高コンディションで歌ってくれる印象だけど、
今回は間に合うのか??
今のラブリエの凄さを知っていたにも拘らず、
V)Another Worldの歌を生でくらって泣いてしまいました。
桁違いにド迫力な歌声(なのにKevinのキーボードもあいまって泣ける)の
ACOS’93は自分の中で殿堂入りの別格曲だったのですが、
ADTOE以降メロウな歌の表現力が段違いになった上、喉の調子も最高な現在(62歳で!)のラブリエが歌うACOSには
まさに40年のバンドの紆余曲折が込められているようで、
今夜で有終の美を飾ってバンドが終わると言われても文句が言えないとすら思いました。
これを生で観れたことをファンとして本当に名誉に感じます。

こっちは通常セトリのはずなので今度はOctavariumが聴けるぞ。贅沢なツアーだ。



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