23/04/30 DREAM THEATER Live At Budokan 2023感想【愛知公演後追記あり】

感想・レポ
武道館230430
◼︎前置き

※終演後〜翌朝にホテルからスマホで雑に書き殴っているため、
愛知公演から帰宅したら目次付けや文の推敲などしてもう少し見やすくなるよう修正します。※
※【5/2追記】※
 5/1の愛知公演を観てきました。
 それを経て、テキトーな想像で言ってたこととか謎だったことが浮き彫りになったので
 一部赤字で修正更新しています。

 

ぼくはyoutube(“Dream Theater”の投稿順検索結果をブックマークしてあって日頃から見ている)
setlist.fm、ブート等でDTのライブ動向をかなり細かくチェックしているタイプのDTギークなので、
セトリとかラブリエの喉の調子、歌メロの改変とかは完全に把握している状態で参戦しています。
その辺の解説については割愛し、生でライブを観たギャップとか感じたことを
忘れないうちに書き留めておきます。
最近のぼくは2日経てば7割くらいのことは覚えてないので。老人の日記の類と思ってください。
これをすぐ書けるように予定を早めて4月中にこのサイトを作ったんだ。
ちなみにセトリはここ参照。

日本ライブツアーの公式ページはここ。(後年に情報を見に来た人用)
https://www.creativeman.co.jp/artist/2023/04dreamtheater/

 

万が一、愛知公演や大阪公演が始まる前にここを見つけた人がいたとしたら、
お楽しみが雑に削がれる可能性がありますのでご注意を。

ではいきます。↓↓

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◼︎武道館公演参戦について

まず、2023年のTop Of The World Tour来日公演が発表されたとき、
ぼくは武道館はパスして愛知公演だけを観るつもりだった。
DTを知ってるお絵描き知り合いから、折角武道館でやるんだから観に来いよ、と言われ、
じゃあ一緒に観に行きますかと
(そういうつもりで言ったのかわからないけど)チケットを確保した。
でも武道館だけだと席が遠かっただの音がどうだの何かしら不満点をぼやく未来の自分の姿が想像できたので、
愛知公演もプレミアムシートで一人で観ることにした。

◼︎座席と見え方

creativemanの3A先行当選のA席を購入したところ、アリーナの一番右端だった。


↑上図はチケットを発券してから、座席位置を調べ、見え方を想像したものだが…

↑上の写真のように、武道館のステージは意外と横幅が狭く、
しかも今回のツアーは両側面に幕が垂れているデザイン仕様で、
これが座席配置の幅の広さに対してかなり相性が悪い。
最端からはステージ奥側が基本見えないし、ステージまでの視野上の観客の壁も相まって
メンバーの動きもかなり見づらい。
悔しがっても仕方ないので、逆に開き直った。
演奏を追いかけるのはやめ、曲に合わせて頭を振ることに従事することにした。
この位置なら後ろの人への迷惑を考える必要もないだろう、と。
ところでこの視野角のポジティブな点を挙げると、
ラブリエやペトの胴体の奥行きの厚さを堪能することができた。厚切りすぎる。

◼︎音の聴こえ方について

先述の席からの聴こえ方です。

開演前のRudessが弾いてるのか?と噂のディズニー曲のBGMを聴いた時点で
音質
(ヘッドホンのレビュー風に言うとダイナミックレンジとか音の解像度、分離)
が期待できないことは察したが、
いざ始まるとそもそも音がめちゃくちゃでけえ。でかすぎてめちゃくちゃ割れてる。
この音割れはスピーカーの音よりも自分の鼓膜のキャパオーバーで起こっていたのかもだ。
Bridges In The Skyのギターの入りのとき、音量が4割くらいしか出てないフットスイッチ操作ミス?
か何かがあったけど、その音量がデフォでいいよと思っちゃった。
こういうときにライブ用耳栓持ってると、
QOM(クオリティオブミュージック)が上がるんだなぁと思った。

この爆音によって、以下のような不都合が生じていたような気がする。

①脳の処理バグ
音楽の脳処理ペトとルーデスの名物ピロピロユニゾンがかなりキツい音になったり等、
残念なことに音楽的な音に聴こえない瞬間が度々あった。

これは今のぼく(自律神経の乱れがたまに三半規管に影響する)にだけ
特別頻発する現象なのかもしれないけど、
ゲインがある閾値を超えると、脳が音を処理できなくなり、
自分のノっているリズムと演奏のリズムがズレるというバグが起きる。
こうなると、演奏でミスが発生して現位置を見失ったのか、
おかしいのはぼくだけで自分の中の時間軸だけがバグったのかわからなくなる。
こうなっちゃうと、変拍子・複雑なリズムが多い
(今回のセトリは頭振りの体感で特に奇数拍の出現率が高く、そこが選曲基準なのかもと想像している)
Dream Theater
を髄まで味わうためには、けっこう致命的な気がする。
Dream Theaterの曲は、演奏の難しさだけでなく聴く側のフィジカル維持も
要求されるものであることを改めて思い知らされるのであった。
【追記】
愛知公演では音量も音の分離も聴きやすい音で、脳バグは発生しなかった。

②オーディエンスの一体感、盛り上がりに対する弊害
観客の歓声が相対的にかなり小さくしか聴こえず、
オーディエンスの盛り上がりの一体感が発生しにくいと感じた。
つまり、オーディエンスの群生としての統率が取れず、歓声が全体に波及しにくい。
この理由を勝手に想像すると、海外がどうだったのか詳しくないけど、コロナ流行による声出し規制のせいで、
PAバランスが従来から見直されて本来歓声が聞こえるはずのゲインの猶予をかさ増しで
埋められてしまっているのかもしれない。

【追記】
愛知公演と比較すると、武道館はバンド側もかなり気合いの入った公演だったのだと感じた。
武道館で良い音を鳴らすのは難しいってよく言われているし、
音響の人が調整時間の制約だとか張り切りすぎた結果とかが悪い方向に行って、
EDMみたいな音になっちゃったんじゃないかと思った。

それであれば、声出し解禁を反映して次回以降はどうか元の状態に戻ってほしい。
ぼくは億束ツアーと
ADTourOEの渋谷AXでのあの盛り上がりが生まれてほしいんだ。
でもアリーナ席での聴こえ方のせいなだけかも。経験不足でわからん。
【追記】
愛知公演では合唱や手拍子が盛り上がっていたので、やっぱり関係あったような気がする。

また、この制圧的な爆音によって、脳が軽いパニック状態になるので、
思考力も著しく低下しているな、とも感じた。
負けないように気を確かに持ちながら聴かないと、終演後「なんかすごかった…」しか言えなくなる。
実際終わった直後はだいぶぽけーっとなっていた。
多分みんなも結構そんな感じで、武道館の退場の列の中で、
あーだったこーだったと賑わう様子はあまりなく、
どちらかというと感想が言葉として頭から出てこず、避難訓練みたいな空気があった。

③相対的なボーカルの鳴り方
youtubeのオーディエンス撮影を観ていて、
今ツアーのラブリエはかつてと比べて妙に声の線が細いのが気になっていて、
そもそもの歌声の質が変わってきてしまったのかと懸念していた。
が、生で聴くと全然そんなことは無く、太くて芯のある歌声はしっかり健在だった。
これはつまり、他の楽器隊の音がでかくて太すぎるので
相対的にボーカルがそう聴こえていたのだろう。
AVFTTOTWのスタジオ盤のミックスはよく出来ていてメチャクチャ音質が良いが、
ギターの音がやや大きすぎるなという印象だったが、
その傾向が今回のライブではもっと誇張されているのかな。

話を戻すと、youtubeの海外のオーディエンス撮影のコメント欄では、
再生数が高い動画にかなりの頻度でラブリエの歌声に対する批判的な意見が見られるが、
つまり、ラブリエのファンにこそ、歌を生で聴いてほしい。
ハイトーンノートの改変はあるが、ラブリエがラブリエであることを諦めていないこと、
そのために裏で努力を重ねているであろうことを感じられるはずだ。
【追記】
愛知公演では、ハイトーンの太さは武道館に比べると薄まっていた(youtubeの印象の方に近かった)。

武道館はラブリエがBreaking the Fourth Wallの収録のときのように特別に仕上げてきたんだろうし、
音響もラブリエの歌声を華やかにするのを基準に調整されてたのかも。
そうなると、そこまでやったのは単に武道館に対する思い入れからなのか、
何かしらのソフト化とかの為なのかが気になりますね。

◼︎演奏の調子
①ペトルーシ
The Alien1stソロを聴いて、今日のペトは走りたがる気があるな、と思った。
もしドラマーがマイキーだったら、
どんどんテンポが速くなっていくスリリングな演奏になったことでしょう。
Bridgesのフットスイッチ操作ミス?と
Tuscanyの”星に願いを”に入る前のギターソロの入りの音階をミスったのくらいが目立ったミスかな。

②ラブリエ
その日の全体の演奏の出来の印象を大きく左右する重役であるが、
今日のラブリエは今ツアーの中で最高レベルに調子が良かった。
ぼくがこれまでyoutube上で観たことがある限り、6DOIT Grand Finale
“A behavior that kept her ALIIIIIIIIIIIIVE”
【追記】
“She had created a way to SURVIIIIIIIVE” のところと、”Hope in the face~”以降のこと
でした。
誤記すみませんでした。
のところ──つまり6DOIT組曲の中で一番ハイトーンであり見せ場──では、
いつも和声の低いハモリのようなメロディに妥協して歌い、しかもその悔しさからか、
真っ当に歌うのを放棄したような投げやりな歌い方をしていた。
本来なら
6DOITのフィナーレの中でも最後の一音や銅鑼の締めに並ぶ
カタルシスを感じる瞬間なだけに、これを観た時、ショックだった。
でも、今日は、がんばって原曲メロで歌ってくれた。
この事実に対して心に受ける印象の違いは、言葉で表せない程に大きい。
ありがとうラブリエ。今日の中で最高の瞬間だった。ありがとう。
前調べなんてしておらず、今ツアーを観るのが純粋に初めてだった人からすれば、
6:00や
Caught In A Web等のメロディ改変にがっかりさせられた人は当然いるだろう。
でも、実際には、ここまでの調子が出なかったアメリカやヨーロッパの公演に比べ、
ラブリエは
メロ改変を最低限にとどめて頑張ってくれていた。
ラブリエも調子が良くて楽しそうだと感じた。
Caught In A Webのインスタパート終わりでペトにちょっかいかけて自分でツボに入っちゃって
ゲラってラスサビの初めを歌えなくなっちゃってたのも、その証明であろう。
あと、これは無理なのわかってたけど、The AlienAメロはいつも通りリズムが合ってなかった。
確かに複雑な拍子ではあるけど、かつて他の曲で正確に歌えない曲なんてなかったし、
22年から何十公演やってもここの部分だけはまともに歌えることがほぼ無くって、
なぜ???とメチャクチャ謎だったけど、
ひょっとしてメンバーがイヤモニで聴いている音も爆音で、先述みたいな現象が起こってる??

③マンジーニ
youtubeで観て知っていたが、生で観てもSleeping Giant
イントロパート最後のブレイク(原曲1:37のところ)で
片手ですごい叩き方してるのすごい。
これ以外は脳処理バグのせいでインストパートが崩壊しかけてるように聴こえた箇所が
いくつかあったけど、実際には正確に叩いていたのかよくわからなかったので割愛。

◼︎ショウの構成
①テンポ感、グルーヴ

The Count Of Tuscanyのテンポが上がる時はそんなに上げるの?下げる時は逆にそこまで?
っていう感覚がマイキー時代の演奏が頭に残っていると違和感がすごく、ノリについていけない。
2011年に演奏してた時はそんなことなかったんだけどなあ。
【追記】
愛知公演では全然そんなこと思いませんでした。

DOEツアー以降、スローテンポの曲(Strange DejaVuLosing Time/Grand Finaleあたり)
人が演奏してるとは思えないグルーヴ感のなさで、聴いてて怖い。

NHKのプログレ三昧でぼくのBreaking All Illusionsリクエストが通った時に
DTは往年のプログレバンドとは楽器のノリのズレの無さが違う」と言われてたけど、
ライブ演奏に於いてその傾向がどんどん強くなってきてると感じる。
バンド側がPink Floydの完璧な演奏を目指しているせいで
多分モニター映像とのシンクロにもこだわってるから、
クリック使うのを止めるのは無理なのかなぁ。

②曲間の間
開演からアンコール終了まで絶対に2時間で終わらせるぞ、みたいな謎の焦りを感じる進行で
せわしなかった。
Caught In A Web(ハイハットカウントなし)とかAnswering The Callが唐突に始まると
脳処理バグが起こって
3秒くらい音階が感じられず、イントロをちゃんと味わえなかった。
折角
演奏総時間が短めなんだからMCもっと挟んでよかったのでは?なにか大人の事情が??

◼︎コロナが初ライブの総評とおまけ話
まとめとして、爆音で純粋に音楽を楽しめたとは言えなかったけど、それでも演奏の質は高かったし、
バンドとオーディエンスが気持ちを授受したり、
DREAM THEATERファン達が楽しんでいるムードを感じる、
という体験は忘れかけるほど久しいもので、だからこそ改めて素晴らしいことだと思った。
終演後、たまたま池尻家夫妻を見つけ、
よしこさんに「ドリームシアターオンラインセッションをいつも見ているバターです」と
お声掛けしたらなんか会えたことを喜んで頂いた。
ハルノスケさんにも呼びかけてくれてたけどなんのこっちゃだったかも。
直後、某「ぼ」からはじまる今大人気のすごいコンテンツのすごい人が
よしこさんに挨拶しており、これ一般人が聞いちゃいけないレベルの会話だろと思って
その方の素顔も覚えないほうがいいだろうな、という思いが優先しちゃって
さいならのあいさつできずにサッと去ってしまった。
国内のドリームシアターチルドレンなすごいミュージシャン達が
ここにめちゃくちゃ集ってたんだろうなと思う瞬間だった。
【追記】
5/1愛知公演の感想も書きました。
ご興味あればご覧ください。
つづく

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